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​和歌現代語訳

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引用:『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 百人一首(全)』

谷知子(2010年 株式会社角川学芸出版)より

「かがりび」の和歌

みかきもり ゑじのたく火は 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ

宮中の門番をする衛士の焚くかがり火が、夜は赤々と燃え、昼は消え入るように、

私の心も夜は燃え、昼は消え入るようにして、日々の恋の物思いをしていることよ。

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「しらなみ」の和歌

わたのはら漕ぎ出でて見ればひさかたの雲居にまがふ沖つ白波

大海原に漕ぎ出して見渡すと、

空の雲かと見紛う沖の白波よ。

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